教室の中の困ったを安心に変える102のポイント

●もくじ●

はじめに

第1章 対話的な授業づくりのための51の教授行為
1.授業記録に寄せられたコメントから考える教授行為31
2.1日の最初から最後までの教師の指導ポイント10
3.授業中の教師の指導ポイント10
4.菊池省三が考える「授業観」試案6
◇コラム 拍手について

第2章 読む場面の困ったを安心に変える10 のポイント
01ちょうどよい大きさの声で読めない
02「読める人?読みたい人?」と聞かれても手を挙げられない
03声を出して読んでいるときに細部を正しく読めない
04代表の子が読んでいるときに文を目で追わない
05ノートに書いたことを読むときノートから目が離せない
06文章量が多いと読めない
07文字を追うだけで文章の意味を考えない
08分からないことに対して辞書を活用しようとしない
09読むことで必要な情報を集めようとしない
10資料をもとに読み比べができない

第3章 書く場面の困ったを安心に変える10 のポイント
01ノートを出さない、開かない、ノートの意義が分かっていない
02薄くて小さな字しか書くことができない
03漢字・熟語を使わない
04自分の立場を決められない
05理由や気づいたことを1個しか書けない
06友達の意見を付け加えない、メモをとらない、黒板を写すだけ
07ありきたりな表現しか書けない
08友達との関わりについて書けない
09根拠や理由を書けない
10ノートを離れた「書く」活動につながらない

第4章 聞く場面の困ったを安心に変える10 のポイント
01行儀よく座っているだけで聞き取れていない
02聞き合う雰囲気をつくろうとしない
03話し手に与える消極的な態度を自覚できていない
04最後まで黙って人の話を聞くことができない
05意味を考えながら友達の発言を聞くことができない
06話のキーワード・テーマが聞き取れない
07急にふられると話せない
08分からなくても聞き返さない
09質問を重ねていくことができない
10話の流れを考えながら聞いていない

第5章 話す場面の困ったを安心に変える10 のポイント
01少人数しか手を挙げない
02まっすぐ立っていられない
03前を向いたまま話そうとする
04ちょうどよい大きさの声で話せない
05前の人と同じ意見だったら話せなくなる
06書いたことしか言わない
07話型を気にしすぎる
08公の言葉を使った話し方ができない
09「ひらめいたら立つ」ができない
10「対話に向かう話し方」ができない

第6章 話し合う場面の困ったを安心に変える10 のポイント
01重たい雰囲気しかなく動かない
02人任せにして話し合いに参加していない
03いつも同じ人とばかり交流する
04全員参加をめざそうとしていない
05話し合いが書いたことを読んだり、メモしたりするだけになっている
06「なぜ?」「例えば?」が出てこない
07議論がずれている
08「時」「番」の意識がない
09感情的になりすぎる
10自分の意見に固執しすぎる

第7章 菊池学級「海の命」の話し合いにみる「話し合い」のポイント
1.50のポイントが克服された菊池学級の話し合い
2.51番目のポイント−「考え続ける人間」を育てる

おわりに