今年の1月19日に、こんなブログを書きました。
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今年の5月12日に、起業して初めて3年ぶりに人間ドックに行きました。
会社を興してから、時間的(精神的にも)余裕がなく、延ばし延ばしにしていましたが、いいかげんに受診しなくてはと思い、行きました。
これまで「その傾向がある」と言われていた「糖尿病」ですが、「バリバリ」の病名として確定しました。
予備軍ではなく、バリバリの一軍です。
たくさんの検査項目を受診している最中、「中村さん!」と別室に呼ばれて、「糖尿病」を宣告され、「ちょうど専門医がいる日なので、今日から治療をスタートしてください」と言われました。
専門医は、若い女性の先生で、私の数値を見るや「あーっ」とため息をつきました。
そして、その病状を「末期の末期」と表現されました。
体重が、みるみる減っていたからです。
重度の糖尿病になると、食べたものの栄養分を体が吸収することができず、体重が減っていくのだそうです。
それを「末期の末期」と、表現されたのです。
「エクア」という「DPP-4を選択的かつ可逆的に阻害し、内因性GLP-1の濃度を高めることで、血糖依存性にインスリン分泌を促進させるとともにグルカゴン分泌を抑制し、血糖降下作用を発揮する」というお薬を処方され、1日2回飲み始めました。
もう一つ、「メトホルミン」という「肝臓における糖新生の抑制、筋肉など末梢での糖利用の促進し、腸管からのグルコース吸収を抑制することで、血糖降下作用を示す」というお薬を追加で処方され、これも1日2回飲みました。
メトホルミンは、意外な作用として、抗がん作用やアンチエイジング作用も報告されている薬です。
去年の5月12日、「末期の末期」と診断されたときの数値です。
HbA1c(NGSP)   【正常値6.5%以下】 11.02%
グルコース(ぶどう糖)【110mg/dl以下】  266mg/dl
どちらも、ほぼ倍の値でした。
以来、しっかり、薬を飲みました。
最初、お酒も少しだけ減らしましたが、あまりお酒は関係ないらしいので、もとに戻しました。
途中、薬は、上記の2つを1つにまとめたLDというものに変わりました。
そして、8か月が経ちました。
本日、1月19日の検査の数値です。
HbA1c(NGSP)   【正常値6.5%以下】 6.06%
グルコース(ぶどう糖)【110mg/dl以下】  104.7mg/dl
おめでとうございます。
正常値圏内に入りました。
ただ、これも薬の力です。
本質的には解決していない気がしますが、とりあえず喜びます。
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1月19日の検査の糖尿病に関する数値は、上記のとおりほぼ正常値でした。

その後も、2か月ごとに診察を受けつつ、薬を飲んで治療を続けてきました。
少しばかり言い訳をすると、その後、多忙な日々が続き、生活がやや不規則になり、お酒は禁止されていなかったこともあり、それまでどおり気にせずに飲み続けていました。
途中、血圧が高くなっていることをお医者さんから指摘され、血圧を下げる薬も飲み始めました。
また、肝機能の数値が悪くなっていることから、腹部エコーの検査をして、
「単なる脂肪肝だから、お酒を少なくして、その結果、
数値が回復するか見てみましょう」
と診断されました。

しかしながら、あまりその診断を十分に真剣に聞いていなかった私は、お酒の量も控えることなく、先日(9月7日)、2か月ごとの受診をしました。

そのときの検査の数値は、以下のとおりです。
HbA1c(NGSP)【正常値6.5%以下】6.91%
グルコース(ぶどう糖)【正常値110mg/dl以下】166.0mg/dl

正常値を飛び出し、またよろしくない状況になっています。

そして、肝機能の数値は、
γ-GTP【正常値84U/L以下】184U/L
と、大きな数値でした。

先生は、
「お酒を控えるように言いましたが、この2か月どうでしたか?」
と私に聞きました。
私が、
「これまでと同じで…」
と曖昧に答えると、
「どうしようかな、どうしようかな」
と思案した挙句、
「次回の検査まで一切お酒を飲まないでください。それで結果がよくなれば原因はお酒だと分かります。それでもよくならなかったら、別の原因について考えなくてはいけないので、大学病院を紹介します。そこで、肝生検を受けていただき、肝障害の原因をはっきりさせます」
と毅然と言われました。

私は、その態度に圧倒され、
「はい」
と小さくうなずき、当面2か月間の断酒を約束しました。

ということで、2か月後の「正常数値」を目指して、断酒を始めました。
9月7日から今日で4日間の断酒中です。
体調はまったく普通です。

次回診察は11月2日。
それでよい結果が出ると、ひょっとすると、
「では、このままお酒はやめましょうね」
と言われるのかもしれません。

それはともかく、2か月間はきちんと断酒します。
手持ち無沙汰な夜が始まっています。