日本の学校のリアルな姿を白日の下に晒し、再興への処方箋を提示する話題の書!!
ブラック職場、先生の欠員、管理職、教育委員会、給特法、附属学校、教育学部、教員採用試験…山積する課題に対し、子どもたちの未来を照らすため、今、大人たちの宿題を解き明かす
●本書「はじめに」から
本書は、教育歴36年、そして校長として組織の舵取りを担い、現在は大学で教員養成の現場に立つ私だからこそ見える学校教育の「歪んだ構造の闇」を、戦後80年の総括として冷徹に、かつタブーなく全方位から解剖することが目的である。そして何より、本書の真価は、その闇の先にある「解決策の緊急提案」にある。 1963年佐賀県生まれ。小学校教諭としてディベート学習などの社会科教育を実践。校長等を歴任する中で教育行政の構造的矛盾を痛感し、崩壊寸前の公教育再生に向けた本気の処方箋を提示する。
●もくじ
はじめに
序章 「学校の宿題」の象徴
第1章 学校の宿題
1 若き教員たちの初期配置
2 欠員と学校予算の問題
3 欠員補充の未対応と名ばかりの人事権
4 教員不足と消えた先生の在処
5 教員の勤務時間―朝の風景に潜む強制ボランティア
6 授業の質という迷宮―理想の学びと現場のリアル
7 研究授業という問題―誰のための研究か
第2章 先生の宿題
1 先生という仕事―その業務範囲の広さ
2 ベテランのジレンマ―その光と影
3 小学校という空間―1年生から6年生の幅
4 管理職試験の問題―志望者の減少
5 教頭の問題―板挟みの日々
6 校長の問題―孤独なトップ
7 形骸化する人事評価の問題
第3章 大学・教員養成・教員採用試験の宿題
1 教育改革の空中戦と出口のリアル―大学入試という動かせない岩
2 教育学部の問題―教員養成の機能不全
3 附属学校の問題―取り残された実験校
4 教員採用試験の問題―そこで測られるもの
5 教員免許の問題―分断されたライセンスと偽造の温床
6 教育実習の問題―4週間の光と影、システムが強いる限界
第4章 教育行政の宿題
1 学習指導要領の問題―現場での受けとめ
2 教育行政の4層構造―行政のシステムと現場とのねじれ
終章 宿題の提出
1 それでも素晴らしき学校の先生―臨床の光、未来へのエール
2 持続可能な学校教育への提言―「今」を救うための抜本的改善策
おわりに
●著者紹介
坂井 満(さかい・みつる)
1963年(昭和38年)佐賀県生まれ。大学時代よりバックパッカーとして国内外を旅し、教員採用後も夏期休暇を利用してインドやネパールを巡るなど既成概念にとらわれない経験と視点を培う。小学校教諭としてディベート学習などの社会科教育を実践。内地留学としての鳴門教育大学大学院では小西正雄先生に師事し、「提案する社会科」を深く学ぶ。校長等を歴任する中で教育行政の構造的矛盾を痛感し、小学校現場を知り尽くした者としての危機感と実践知を武器に、崩壊寸前の公教育再生に向けた本気の処方箋を提示する。現・九州女子大学特任教授。
●読者対象 保護者、教員、教育行政担当者、大学生
●定価 2,420円(本体2,200円+税10%)
●ISBN 978-4-911682-03-6
●Cコード 0037
●四六判 240ページ
●2026年9月11日発売




