昨年の5月12日に、起業して初めて3年ぶりに人間ドックに行きました。
会社を興してから、時間的(精神的にも)余裕がなく、延ばし延ばしにしていましたが、いいかげんに受診しなくてはと思い、行きました。

これまで「その傾向がある」と言われていた「糖尿病」ですが、「バリバリ」の病名として確定しました。
予備軍ではなく、バリバリの一軍です。

たくさんの検査項目を受診している最中、「中村さん!」と別室に呼ばれて、「糖尿病」を宣告され、「ちょうど専門医がいる日なので、今日から治療をスタートしてください」と言われました。
専門医は、若い女性の先生で、私の数値を見るや「あーっ」とため息をつきました。
そして、その病状を「末期の末期」と表現されました。
体重が、みるみる減っていたからです。
重度の糖尿病になると、食べたものの栄養分を体が吸収することができず、体重が減っていくのだそうです。
それを「末期の末期」と、表現されたのです。

「エクア」という「DPP-4を選択的かつ可逆的に阻害し、内因性GLP-1の濃度を高めることで、血糖依存性にインスリン分泌を促進させるとともにグルカゴン分泌を抑制し、血糖降下作用を発揮する」というお薬を処方され、1日2回飲み始めました。

もう一つ、「メトホルミン」という「肝臓における糖新生の抑制、筋肉など末梢での糖利用の促進し、腸管からのグルコース吸収を抑制することで、血糖降下作用を示す」というお薬を追加で処方され、これも1日2回飲みました。
メトホルミンは、意外な作用として、抗がん作用やアンチエイジング作用も報告されている薬です。

去年の5月12日、「末期の末期」と診断されたときの数値です。
HbA1c(NGSP)   【正常値6.5%以下】 11.02%
グルコース(ぶどう糖)【110mg/dl以下】  266mg/dl
どちらも、ほぼ倍の値でした。

以来、しっかり、薬を飲みました。
最初、お酒も少しだけ減らしましたが、あまりお酒は関係ないらしいので、もとに戻しました。
途中、薬は、上記の2つを1つにまとめたLDというものに変わりました。

そして、8か月が経ちました。

本日、1月19日の検査の数値です。
HbA1c(NGSP)   【正常値6.5%以下】 6.06%
グルコース(ぶどう糖)【110mg/dl以下】  104.7mg/dl

おめでとうございます。
正常値圏内に入りました。

ただ、これも薬の力です。
本質的には解決していない気がしますが、とりあえず喜びます。