昨日は、お昼過ぎから出掛けて、二つの展覧会に行きました。
一つめは、銀座・松屋で開催され最終日となった「マミフラワーデザイン展2017」。
もう一つは、目黒区八雲のsix factoryで開催中の「柳本浩市展 “アーキヴィスト-柳本さんが残してくれたもの”」。
「マミフラワーデザイン展2017」は、前の職場の後輩の奥様が本部講師をされているフラワーアレンジメント&デザインスクールが主催しているもので、毎年拝見させていただいています。
バタバタとした日常に身を置いている者にとって、お花の世界は非日常です。
◎友人の奥様の作品
その後、目黒に移動して「柳本浩市展 “柳本浩市展 “アーキヴィスト-柳本さんが残してくれたもの”」へ。
これは、Facebookでも何度か告知したり記事をシェアしたりしてきましたが、アーキヴィスト・柳本浩市さんが何をしたのかを紹介する展覧会。
アーキヴィストとは、「保存価値のある情報を収集・蓄積・保存し、未来に伝達する人」のこと。
昨年の3月にこのブログでも紹介させていただきましたが、ある人の紹介で出会い、弊社から2冊の本を発行していただきました。
そして、いよいよこれから本格的に…、という時期に柳本さんは急逝されてしまいました。
柳本浩市さんは、膨大な量のモノを集め、それぞれのモノに付与された背景を読み取り、DJ的な感覚で情報を再編集することで情報に新たな価値を付与するという作業をし続けてこられました。
そんな柳本さんの一端を、集められたモノから感じ取るという展覧会です。
10に分類された展示物のうち、[7]は、「書籍と段ボール」。
柳本さんの蔵書の一部と、多くのモノを海外から送った際に使われた段ボールが展示されているコーナーです。
蔵書の中に、中村堂刊行の2冊が並んでいました。
とてもうれしかったです。
柳本さんの著作は、がらーすケースの中にきれいに並べられていましたが、もちろんそこにも。
見始めたら、いくら時間があっても足りない量の展示物です。
一角では、柳本さんの映像が流されています。
そこから会場に柳本さんの声が流れてきます。
体験したことのない、展覧会でした。
会期は、6月4日。
日に日に注目度が高まっていますので、最終日は相当な混雑が予想されます。