私は毎日、自宅のある月島から、隅田川にかかる佃大橋を渡って、湊に構える事務所に通っています。
佃大橋を渡りながら季節の移り変わりを感じるのが好きです。

季節と関係なく感じられる風情もあります。

佃は、佃煮発祥の地です。
今でも、狭い佃の街に、江戸時代から続く3軒の佃煮屋さんがあります。
橋の上からは、そのうちの2軒の看板がよく見えます。

朝、橋を渡るとき、風向きによって、佃煮を炊く、醤油と砂糖と素材の混じった甘く香ばしい匂いが漂っています。
今朝は、いつも以上に匂いが界隈に漂っていました。

深呼吸をして、その匂いを大きく胸に吸い込んで、事務所に元気に向かいます。