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Education & Communication
中村堂通信
2017年11月7日発行 創刊号
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※ご意見・ご感想は、mail@nakadoh.comにお送りください。
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★今号の内容~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
01. 「中村堂通信」の発刊について
02. 新刊書籍案内
03. 電子書籍の発行
04. 「価値語コンクール」開催のお知らせ
05. 映画「ニッポンの教育」のロードショー公開
06. 「こども平和文集・第23号」作品応募のお願い
07. 今月の教育・出版ニュース
08. 今月のお薦めの本
・中村堂のお薦め本
・いろいろなお薦め本
09. 社長の日記
10. 中村堂の給食
11. 中村堂の書籍のお求め方法
12. 編集人から
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01. 「中村堂通信」の発刊について~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
中村堂では、創業の翌年、2014年3月31日から2014年12月31日まで、9回にわたって月刊で「メールマガジン」を発行していました。
そのメルマガは、業務の多忙化、BLOGやFacebook等への移行などを理由として発行を中止しました。
中止後も、メルマガ発行のご要望の声をいただいたり、SNSへの投稿では情報が断片的になってしまうという問題意識をもっていたりして、なんとなくもやもやとした思いをしていましたが、約3年の間、そのままに時間は過ぎてしまいました。
来年夏の創業満5年をどのように迎えるかといろいろ考える中で、メルマガの再発行も課題の一つでした。
今後どのように発行できるかあまり自信はありませんが、今月から毎月「5~10日あたり」に「中村堂通信」として、メールでの配信ではなく、ホームページの「中村堂の日々」のコンテンツの一つとして掲載することにいたしました。
中村堂を知ってもらうためのコンテンツを中心に考えました。
したがって、あまり興味をもっていただけないかもしれない「社長の日記」や「中村堂の給食」などがコンテンツの中心になっていますが、小さな小さな出版社の日々を覗いてみていただけたらと思っています。
そんなわけで緩めに進めていきますので、よろしくお願いします。
ただし、分量はむやみに多いのでお気をつけください。
2017年11月7日 中村堂 中村宏隆
02. 新刊書籍案内~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
★9~11月の中村堂発行の新刊案内です。
★2017年9月23日発行
■菊池道場機関誌「白熱する教室」第10号(2017年秋号)
https://goo.gl/WQwkwe
コミュニケーション力あふれる子どもを育てる
菊池道場全国ネット活動拡大進展中!
「白熱する教室」は、10号になりました!
●巻頭対談
太田肇(同志社大学政策学部教授)×菊池省三
「ほめ合うことで、人間関係豊かな組織・学級づくりを」
●特集
真の学び合う集団を育てる挑戦 ~『書く』を核として~
担当:菊池道場岡山支部、広島(福山)支部
●3大連載
(1)大人気! 漫画「ひとり暮らしの小学生 価値語篇」
(2)1年間を見通した「菊池実践」
○ほめ言葉のシャワー ○成長ノート
○価値語 ○話し合い
(3)本間正人先生の「学習学と菊池実践」
●編集長 菊池省三
●特集執筆 菊池道場岡山支部、広島(福山)支部
●定価 本体1,500円+税
●ISBN978-4-907571-42-9
●B5判 112p 巻頭カラー16p
●分類コード:C0037
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■教師 菊池省三 (映画「挑む」オフィシャルブック)
https://goo.gl/RGoQ4M
教師・菊池省三の考える授業観を表現した話題のドキュメンタリー映画を待望の書籍化!
・映画「『挑む』菊池省三 白熱する教室 第一部」 ★平成28年度文部科学省選定映画
・映画「ニッポンの教育」挑む 第二部
(以上、監督:筒井勝彦)
映画の感動を書籍に再現
映画を観た人も、これから観る人も
教師 菊池省三の考える新しい授業観を、教師と子どもの変容の事実で示す
「日本の教育を変える」との深い決意と、しなやかな実践の姿をご覧ください
●定価 本体2,500円+税
●ISBN978-4-907571-41-2
●B5判 104p(内、カラー88p)
●分類コード:C0037
★「教育新聞に」書評が掲載されました。
https://www.kyobun.co.jp/book-reviews/r20171102_08/
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★2017年11月18日発行
■徹底反復で子どもを鍛える
https://goo.gl/bsrE8c
小学校現場から発信される「教育改革」
陰山英男先生と徹底反復研究会による最新刊
●「主体的・対話的で深い学び」が求められる今、陰山英男先生と徹底反復研究会が、基礎学力、知的好奇心、書く力など、「鍛える学び」の全体像を提案します。
●最新の実践・成果が満載です。
●本書は、徹底反復研究会会員向け機関誌「學而」(季刊)に掲載された原稿を加筆・修正するとともに、新たに書き起こした原稿を加えて、1冊にまとめたものです。
●本文「はじめに(陰山英男)」から
あまりにも、従来の指導法や、今提起されている学習方法からかけ離れた指導と理解され、もう一つ普及が進まなかった徹底反復学習ではありますが、実は、アクティブ・ラーニングの時代を底辺から進めていく意味においても、もっとも未来を切り開く指導法として、今注目され始めてきました。
私自身、一定の経験を経て、一定の指導法の完成をさせたつもりでしたが、多くの指導の現場で、新しいことが続々と分かってきています。
たどりついたところがゴールではなく、スタート地点であった。勉強とは集中する練習である。ここから徹底反復学習は、さらなる発展をとげ、子どもたちの指導に新たな可能性をつけ加えてくれると思っています。
【もくじ】
はじめに
第1章 学校の現状を考える
第2章 徹底反復 ~ その具体的方法
第3章 1年間の見通しをもって子どもを鍛える
第4章 教師の授業力
第5章 「ぐるみ」の指導の重要性
第6章 家庭と共に
おわりに
●著 陰山英男/徹底反復研究会
●定価 本体2,000円+税
●ISBN978-4-907571-40-5
●A5判 208p
●分類コード:C0037
03. 電子書籍の発行~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
来夏の創業満5年に向けたプロジェクトの一つとして、AmazonのKindleを中心に既刊本の中から電子書籍の発行をスタートしました。
弊社発行書籍は、写真の掲載が多く、レイアウトが複雑なため、多くは、「固定レイアウト型」の紙面となります。
固定レイアウト型は、紙の書籍の1ページ単位で画像になっています。
したがって、紙の書籍と同じレイアウトですが、画面を拡大すると収まりきらず紙面がはみ出ることになります。
「リフロー型」を採用している書籍も何点かあります。
リフロー型は、文字をテキストデータとして持っていますので、マーカーで色をつけたり、拡大した際には自動的に紙面レイアウトが変化していきます。
それぞれに特徴がありますが、完成している本のレイアウトに合わせて、それにふさわしい型を選んでいきます。
ということで、電子書籍の発売をスタートしました。
待たなくてもすぐに読むことができたり、場所を取らずに蔵書を増やしていくことができます。
現在、以下の10点をAmazonのKindle版で発行中です。
Kindle版は、紙の書籍よりも20%安く価格設定をしています。
まもなく、4点を追加発行いたします。
●コミュニケーション力あふれる「菊池学級」のつくり方
https://goo.gl/MvDn5j
●「話し合い力」を育てる コミュニケーションゲーム62
https://goo.gl/nZFXoV
●人間を育てる 菊池道場流 作文の指導
https://goo.gl/hDeasV
●価値語100 ハンドブック
https://goo.gl/TNXG2J
●1年間を見通した白熱する教室のつくり方
https://goo.gl/saiJzw
●1時間の授業で子どもを育てる コミュニケーション術100
https://goo.gl/dfg2yL
●コミュニケーション力豊かな子どもを育てる 家庭でできる51のポイント
https://goo.gl/vZTp1n
●白熱する教室をつくる Q&A55
https://goo.gl/tHnWDK
●人間を育てる 菊池道場流 叱る指導
https://goo.gl/eNTc14
●言葉で人間を育てる 菊池道場流 「成長の授業」
https://goo.gl/KGFGQM
また、中村堂STOREでは、
「【digital】小学生が作ったコミュニケーション大事典 復刻版(PDF版)」
の販売をしています。
https://nakadoh.stores.jp/
他サイトでは入手できない、中村堂STOREでの単独販売です。
紙の書籍の定価3,240円(税込)のところ、【digital版】2,160円(税込)となっています。
紙の書籍と同様、電子版もよろしくお願いします。
04. 「価値語コンクール」開催のお知らせ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
来夏の創業満5年に向けたプロジェクトの一つとして、中村堂では「価値語コンクール」を開催いたします。
菊池道場機関誌「白熱する教室 臨時増刊号(2016年夏)『価値語が生まれ育つ教室』」の特別寄稿の中で、菊池省三先生は、つぎのように書かれています。
「子どもたちに価値ある言葉をどんどん植林していく責任が、私たち大人にはあります。そして、その言葉の一つ一つは、やがては子どもたちを大きく成長させ、新しい言葉を生み、輝かしい未来につながっていくであろうことを信じています」
https://goo.gl/4wA9cW
現在、価値語の取り組みは全国の教室に広がっています。そこで、「価値語コンクール」を開催し、「価値語ハンドブック100 ②」(2018年夏発刊予定)としてまとめることにいたしました。
◆「価値語コンクール」応募要項◆
● 応募規定
応募作品は、「価値語100ハンドブック(中村堂刊)」「菊池省三先生の価値語日めくりカレンダー(中村堂刊)」に掲載されていない、未発表のオリジナルに限ります。シーンは学校に限らず、家庭、職場での価値語も可です。
https://goo.gl/Dnxptn
https://goo.gl/Zvi5ff
●応募資格 特になし。
●応募方法
以下のどちらかの方法でお送りください。何通でもご応募いただけます。
(1)応募フォームから必要事項をすべて記入の上、ご応募ください。
応募フォームURL https://goo.gl/forms/ngVpRwRdlmMUUTeO2
(2)下記の[応募内容]をすべて記入の上、メール(mail@nakadoh.com)でご応募ください。
●応募内容
(1)価値語(20字以内)
(2)意味(50字以内)
(3)生まれた背景(20字×21行 420字)
(4)象徴する写真(1MB以上の写真を添付)
(5)応用(20字×15行 300字)
(6)氏名とふりがな、ご勤務先(例:○○県○○市立○○小学校)、メールアドレス
★以下のサイトもご参照ください。
http://nakadoh.com/?p=2561
05. 映画「ニッポンの教育」のロードショー公開~~~~~~~~~~~~~~~~~
映画「ニッポンの教育(監督:筒井 勝彦、出演:菊池 省三他)」は、2017年12月16日(土)から、東京・ユジク阿佐ヶ谷でロードショー公開されます。
上映時間等の詳細は、以下のサイトをご覧ください。
https://www.yujikuasagaya.com/nipponnokyouiku
公開に先立ち前売鑑賞券を販売中です。当日券1,700円のところ、前売鑑賞券は1,300円とお得です。
以下でお買い求めください。
●鑑賞券のみ
(1)劇場窓口で
(2)ユジク阿佐ヶネットストアで(別途、送料と手数料がかかります)
https://yujiku-asagaya.stores.jp/
●オフィシャルブック+鑑賞券のセット
・中村堂STOREで
https://nakadoh.stores.jp/
東京近郊にお住まいの方だけでなく、東京観光もかねて冬休みの一日、ご家族で映画「ニッポンの教育」をご鑑賞ください。
★「菊池省三先生 ドキュメンタリー映画『挑む』第一部、第二部 紹介コーナー」を中村堂ホームページ内に用意しています。
ご覧ください。
http://nakadoh.com/?p=2652
06. 「こども平和文集・第23号」作品応募のお願い~~~~~~~~~~~~~~~~
中村堂では、自社発行出版物以外の仕事も時々しています。
編集の請負が中心です。
もともと企画があって、それを本という形にする仕事です。
昨年の夏、前職の中でご指導いただいた先生からの依頼で「こども平和文集 第22号」という本の編集に携わらせていただきました。
「こども平和文集」は、一般財団法人平和協会児童部が1970年(昭和45年)に第1号を出してから1年おきに発行しているもので、平和や環境についての考えや願いを収録した文集です。
第二次世界大戦の後の悲しみと混乱の中から、平和への願いを実現すべく、平和協会は設立されました。
●一般財団法人平和協会について
http://www.komazawa-hp.jp/heiwa/index.html
平和協会の活動の一つとして、「こども平和文集」を作成し、全国主要図書館、小・中学校などに寄贈しています。
これまで、第22号を数えるに至っています。
●「こども平和文集」について
http://www.komazawa-hp.jp/heiwa/anthology/anthology.html
https://goo.gl/sDjDia
平成30年夏には第23号を発行します。
引き続き、中村堂が編集を担当させていただく予定です。
現在、その第23号の発行に向けて、「平和・戦争・環境・人権などについての作文・詩」の募集をしています。
締切は、2018年(平成30年)2月末です。
●「こども平和文集・第23号」作品募集について
http://www.komazawa-hp.jp/heiwa/anthology/boshu.html
全国の小中学校の先生方に、この文集の趣旨にご賛同いただき、作品応募をお願いするものです。
よろしくお願いします。
07. 今月の教育・出版ニュース~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
10月の教育・出版に関するニュースの中で気になったもののいくつかを、簡単なコメントと共に紹介します。
【教育】
■教員の多忙 授業準備できず
(2017.10.8 BLOGOS)
https://goo.gl/UpP51u
教員は、「多忙」にならざるを得ない構造で働いています。
「多忙」という言葉の定義は曖昧ですので、「時間内」ではやり切ることができない業務量をもっていることを確認してから、その構造を変えていくことが必要ではないでしょうか。
■道徳の教科化、教員手探り 価値観押し付け懸念も
(2017.10.29 神戸新聞)
https://goo.gl/PAAPnK
「道徳の教科化」-小学校では来春から前倒しで始まります。
教科化が目指す本来の目的実現のために、目的を見失うことなく皆が力を合わせることが重要です。
■さいたま市、研究指定校にタブレット教材「つながるドリル」導入
(2017.10.30 毎日新聞)
https://goo.gl/MBfnTf
こうした取り組みは、なかなか「実証実験」の域を出ないですね。
【出版】
■三五館(東京)、事業を停止-負債3億円
(2017.10.6 印刷業界ニュース)
https://goo.gl/Vw1HcP
2年前の年商が、約3億2,000万円。
平成29年3月期が約2億5,000万円。
2年で4分の3。
ある意味、業界のスタンダードなのかもしれません。
■「文庫本は図書館での貸し出し中止を」 文芸春秋社長が要請へ
(2017.10.12 huffingtonpost)
https://goo.gl/rhYTwN
不況の原因を他に求めても仕方のないことです。
読者に言ったら八つ当たりですし…。
■図書印刷、英語教科書等企画・出版の桐原書店を子会社化
(2017.10.15 M&A Times)
https://goo.gl/aKkpND
■産経新聞出版、潮書房光人社を買収
(2017.10.18 産経ニュース)
https://goo.gl/yKUdhP
支持されるコンテンツをもっている出版社は、生き残りをかけて、こうした買収に応じていくのでしょう。
応じるのか、自らなのかは分かりませんが。
長い出版冬の時代が続いています。
08. 今月のお薦めの本~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■中村堂のお薦め本
「今の教室を創る 菊池道場機関誌『白熱する教室』」のバックナンバーを紹介します。
10号を迎えた菊池道場機関誌「白熱する教室」のこれまでの特集を一覧にまとめました。
ご活用ください。
●創刊号(2015年7月号)
【特集】「価値語」で人間を育てる
(担当:広島支部)
https://goo.gl/qaipnb
●第2号(2015年10月号)
【特集】菊池実践を読みとく
(担当:札幌支部)
https://goo.gl/XXLEAG
●第3号(2016年1月号)
【特集】「個に寄り添う」を追究する
(担当:兵庫支部)
https://goo.gl/HWYCCv
●第4号(2016年4月号)
【特集】さあ、「菊池実践」をはじめよう! 教師の変容が創る教室のドラマ
(担当:愛知支部等)
https://goo.gl/nGfgaK
●第5号(2016年7月号)
【特集】成長をつなぐ「菊池実践」 保育所、小学校、発達支援の現場から
(担当:徳島支部)
https://goo.gl/ZVhm93
◆臨時増刊号(2017年夏)
【特集】価値語が生まれ育つ教室
https://goo.gl/fKCQbW
●第6号(2016年10月号)
【特集】「対話・話し合い」のある授業をつくろう
(担当:千葉支部)
https://goo.gl/z39zyp
●第7号(2017年1月号)
【特集】子どもも教師も自分らしさを発揮する教室
(担当:大分支部)
https://goo.gl/rxqJd9
●第8号(2017年4月号)
【特集】「成長の授業」を創ろう
(担当:福島支部)
https://goo.gl/5p8WUL
●第9号(2017年7月号)
【特集】集団として学び合う空気を創る
(担当:栃木支部)
https://goo.gl/FGs8WQ
●第10号(2017年10月号)
【特集】真の学び合う集団を育てる挑戦 ~『書く』を核として~
(担当:岡山支部等)
https://goo.gl/mKCFsC
■いろいろなお薦め本
●バブル:日本迷走の原点
(新潮社 永野健二 2016年11月18日発行)
https://goo.gl/AzTYbD
著者の永野健二氏は、日本経済新聞記者、編集委員を経て、日経ビジネスの編集長、大阪本社代表、BSジャパン社長などを歴任し、バブル経済やバブル期の様々な経済事件を取材し続けた人です。
経済のことは分かりませんが、経済をコントロールしようとすることに無理があるのかもしれない、経済に絶対はない、そんなことを感じさせられます。
景気回復も、株価上昇も、政策によってつくりあげられたもの。
そこには「実感」がありません。
《心に残った箇所》
いまにして振り返れば、92年8月はバブル崩壊後の日本が復活する最後のチャンスだった。しかし、このとき公的資金を導入できなかったことについて、宮沢喜一の総理としての実行力の足りなさだという声が、今に至るまで聞かれる。「宮沢さんは評論家だから」といった声さえある。
しかし、宮沢喜一と三重野康。内閣総理大臣と日本銀行総裁が歩調を合わせても実現できない政策とは一体何なのだろう。(p.257)
安倍総理に、黒田日銀総裁に、かつて公的資金を投入しようとした宮沢喜一と三重野康のような、洞察力と責任感は果たしてあるのだろうか。自省の心が欠けていると思うのは私だけだろうか。(p.266)
●縮小ニッポンの衝撃
(講談社現代新書 NHKスペシャル取材班 2017年7月19日発行)
https://goo.gl/eaZDyy
日本の人口は、鎌倉幕府成立時750万人、江戸幕府成立時1,227万人、明治維新時3,330万人、2008年日本の人口ピーク時12,808万人、2100年の予想4,906~7,285万人。
成長と拡大を遂げた日本は、すでに人口のピークが10年ほど前にすぎ、下降の時代に入っています。
この本では、東京都豊島区、北海道夕張市、島根県雲南市・益田市、京都府京丹後市、神奈川県横須賀市がサンプルとして現在と未来が語られています。
東京都豊島区は、さらなる人口集中? と思ったら、大間違い…。
《心に残った箇所》
縮小の時代。そのとき自治体職員たちは住民の痛みに正面から向き合うことを迫られる。それは拡大の時代を生きてきた公務員たちがおよそ感じることのなかった痛みである。自治体を安定的に継続させていくために、どれだけの痛みを住民に引き受けてもらうのか。市民のために働くとはどういうことなのか。そもそも、自治体とは何のためにあるのか。これからの時代、自治体職員はこれまで以上にこうした本質的な問いに向き合わなければならなくなるのかもしれない。(p.85)
09. 社長の日記~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
9月29日(金)
銀行に直行して、月末の支払いをする。
毎回、支払いができたことにホッとし、感謝する。
連休中の二つのイベント準備を済ませて事務所を出る。
JAL375で羽田空港から北九州空港へ。
空から瀬戸内海がきれいに見えた。
http://nakadoh.com/wp/diary/170929.jpg
空港からはバスで黒崎バスターミナルへ。
西鉄イン黒崎にチェックイン。
18時から菊池先生ご夫妻と黒崎の創作西洋料理・リアンでお食事会。
ご馳走になる。
さらにホームランでラーメン。
9月30日(土)
八幡の九州ヒューマンメディア創造センター・マルチメディアホールで「菊池道場・北九州映画祭」を開催。
映画「『挑む』菊池省三 白熱する教室 第一部」と「『ニッポンの教育』挑む 第二部」の上映会。
http://nakadoh.com/wp/diary/170930.jpg
中村堂新刊「教師 菊池省三」のお披露目も。
菊池先生の6年前、3年前の教え子さん5人も参加。
圧倒的な話す力を目の当たりにする。
終わって、黒崎の「聖地 とんとん」で懇親会。
菊池先生からとんとんのマスターに、とんとんの様子も掲載されている「教師 菊池省三」を献本していただく。
10月1日(日)
戸畑のウエルとばたで、本間正人先生(京都造形芸術大学副学長)を講師にお招きして「小学校英語導入のための一日講座」を中村堂主催で開催。
2年半後に完全実施される小学校の新学習指導要領対応のための第一弾として企画したセミナー。
この後もテーマを考えながら、セミナーは継続して開催していく。
本間先生の話術に引き込まれつつ、英語やコミュニケーションの楽しさを深く学ぶことのできるセミナーとなった。
http://nakadoh.com/wp/diary/171001.jpg
この日の内容は、来春までに書籍としてまとめる予定。
宿泊は、小倉ステーションホテル。
19時に妻の中高時代の後輩のKさんと待ち合わせをして、リーガロイヤルホテル小倉でバイキングの食事。
カラオケで1時間歌って別れる。
10月2日(月)
小倉駅前のCOLETの9階にある喜久屋書店小倉店を訪問。
喜久屋書店各店とは、中村堂開業時より直取引で継続してお取り引きをさせていただいている。
教育書担当のMさんを訪ねる。
菊池先生の地元であり、エレベーター前の一等地に「菊池棚」を継続してつくってくれている。
補充の注文をお願いする。
その後、旦過市場横の某書店を訪問。
ここは、開業前に訪問し、取引をお願いしたが、話がまとまらず、取引がないまま時間が経っていた。
棚には中村堂発行の「『話し合い力』を育てるコミュニケーション力62」が置かれていた。
ちょうど教育書担当のKさんが棚の整理中。
Kさんとしては、直取引で返品のことを気にせずに特徴のある棚を作りたいと。
本部の確認が必要なので、本部の了解をとってほしいとの要望をいただく。
お昼ご飯は、福岡名物の「資さんうどん」でごぼ天うどん。
http://nakadoh.com/wp/diary/171002.jpg
小倉駅前からバスで北九州空港へ。JAL375で羽田空港へ。
3泊4日の出張は無事終了。
10月3日(火)
週末のセミナーの荷物の手配や諸々の連絡・処理をして、新幹線のぞみ109号で東京から新神戸へ。
新神戸駅付近のタイムズカーレンタル新神戸駅前店で車(マツダ・デミオ)を借りて兵庫県西脇市へ。
今週は「西脇WEEK」として、月曜日から金曜日までの5日間、菊池先生が西脇市内の6小中学校で授業についての指導や飛込授業、講演をされている。
16時半頃、西脇市教育委員会を訪ねて、M氏、A氏とお会いする。
完成した「教師 菊池省三」を献本。
この本には、片山象三・西脇市長に寄稿していただいている。
その後、菊池先生と宿泊しているホテルで合流して、地域の人たちを対象とした講演会に参加。
http://nakadoh.com/wp/diary/171003.jpg
終了後、約1時間、山の中を車で走って丹波市に移動。
丹波グリーンホテル松風に宿泊。
10月4日(水)
丹波市から車で約1時間のところにある豊岡市但東町の東井義雄先生の記念館を訪問する。
こうした行程にした理由は、東井義雄記念館に行きたかったということはもちろんだが、神戸界隈ではレンタカーを深夜に返すことができないため、それならばいっそ足を延ばそうと思ったことが直接のきっかけ。
記念館は、豊岡市立図書館但東分館内にあり、受付の方に声をかけると「ご案内します」と奥に導かれ、記念館の鍵を開けて中に入れていただいた。
慎ましやかな館内には、東井先生の経歴や蔵書、参考資料が並べられている。
東井先生が生きた軌跡をなぞりながら、「人格はどのように形成されるのか」というようなことを考えていた。
http://nakadoh.com/wp/diary/171004.jpg
車を走らせ、一路、新神戸へ戻る。
のぞみ28号で東京に戻る。
家に直行。
今回は兵庫県内をレンタカーで移動したが、兵庫県内は高速道路がつながっていて、かなりスピーディーに移動ができる。
ETCの記録を見ると、阪神高速、神戸市道路公社、NEXCO西日本、阪神高速と、4社の高速道路を乗り継いでいたことが分かる。
これまで西脇市に行くには、姫路で新幹線を降り、加古川に出てから加古川線で西脇市に行くという経路をとっていた。
今回は荷物もあるということで、レンタカーにした。
経費をとるか、快適さをとるか、という選択。
時間的には、ほぼ同じ。
10月5日(木)
新刊「教師 菊池省三」を書評と映画「ニッポンの教育」を記事にしてもらうため、とりあえず関係の強いマスコミ数社に依頼の手紙と見本の書籍を送る。
その後、菊池道場機関誌「白熱する教室 11号」の特集ページ以外の原稿の依頼作業。
夕方、映画「ニッポンの教育」をロードショー公開してくれることになった「ユジク阿佐ヶ谷」を訪問。
「教師 菊池省三」と「挑む」の見本本を渡す。
https://www.yujikuasagaya.com/
打ち合わせ終了後、阿佐ヶ谷の街を散歩して、駅近くの「おさかな食堂」で夕食を食べて帰る。
10月6日(金)
朝、銀行に直行してこの間の売上金の入金などをする。
先日小倉で訪問した某書店との取引についての相談のため本社に電話。
10月10日に訪問して会っていただくことになった。
来月発行予定の新刊「徹底反復で子どもを鍛える」の原稿整理を少しして、14時過ぎに事務所を出る。
のぞみ43号で岡山へ。
さらに在来線を乗り継いで倉敷に19時頃到着。
アパホテル倉敷駅前にチェックイン。
20時半頃、菊池先生、および菊池道場岡山支部のメンバーと倉敷駅で合流。
明日のセミナーの前夜祭をホテル下の「わん」で。
24時前に解散。
10月7日(土)
岡山県倉敷市立芸文館で開催の「『白熱する教室』第10号 発刊記念 菊池省三先生セミナー in 倉敷」に参加。
菊池道場岡山支部の勢いを感じるセミナー。
従来のセミナーとひと味違う温かな運営にも感動。
機関誌の特集に原稿を寄せてくれた12人のうち10人が参加され、会うことができた。
http://nakadoh.com/wp/diary/171007.jpg
明日のこともあるし、どうせお酒も飲めないし、ということで懇親会に参加せず、倉敷を18時頃出発して、岡山19時29分発のぞみ52号で帰京。
自宅に23時前に到着。
10月8日(日)
午前中は事務所で雑件を片付けて、午後から中央区新富区民館で、来年1月発行予定の新刊「道徳授業(仮題)」の原稿検討会議。
今日は、古舘先生(千葉支部長)、津田先生(栃木支部)、渡邉先生(栃木支部)と私の4名でスタートし、夕方の懇親会から中村先生(栃木支部長)が合流し、さらにその途中から加倉井先生(福島支部長)が加わるという進行。
夕方には、古舘先生、津田先生、渡邉先生と散歩して、中村堂の事務所に来てもらう。
http://nakadoh.com/wp/diary/171008.jpg
懇親会は、八重洲の居酒屋で。
この会議は、明日に続くため、古舘先生、中村先生、加倉井先生の3名は、上野のカプセルホテルで宿泊。
私は、名古屋から東京に来られた菊池先生と東京駅で23時過ぎに合流して、八丁堀のホテルまでお送りして、本日は終了。
10月9日(月)
9時前に菊池先生をホテルにお迎えに行き、ホテル近くの中央区八丁堀区民館で昨日の続きを行う。
今日の参加者は、古舘先生(千葉支部長)、中村先生(栃木支部長)、加倉井先生(福島支部長)、髙橋先生(千葉副支部長)と、菊池先生、中村の6名。
途中昼食をはさみつつ、夕方までみっちり原稿検討。
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菊池先生と菊池道場のメンバーによる共著や機関誌の特集は、こうした徹底した議論を経て一冊にまとまっていく。
企画が決まっていて、編集部から特定の著者に郵送で依頼し、集めた原稿を1冊の本にまとめる方法もあるが、私としては、顔を突き合わせた企画と原稿の検討をすることを大切にしたいと思っている。
終了後、また明日から出張なので、旅立つ前に印刷会社に新刊「徹底反復で子ども鍛える」の原稿を送れるよう、1時半頃まで準備をして就寝。
10月10日(火)
8時頃事務所に行き、昨晩用意した原稿を印刷会社に送る。
メールの処理をして羽田空港へ。
JAL315で福岡空港に移動。
地下鉄、西鉄を乗り継いで、10月2日に伺った小倉の某書店の本部を訪問。
直接取引のお願いをする。
「売場の担当が望んでいるのであれば、調整のうえ、来週連絡します」との返事をもらって、天神へ。
ジュンク堂書店福岡店を訪問。
担当のAさんと会うことができた。
全国のジュンク堂・丸善グループは、中村堂のスタート当初から、発行出版物を丁寧に、継続的に販売していただいている。
充実した棚を見て、とても嬉しく思う。
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博多駅から16:45発九州新幹線さくら559号で熊本へ。
熊本駅から市電に乗って、水道町で下車
電停のすぐ目の前の東横イン熊本城通り町筋にチェックイン。
フロントで、菊池先生のホテル代の支払いに来た菊池道場熊本支部の原口事務局長にばったり会う。
今日は懇親会もなく、静かに過ごす。
10月11日(水)
ホテルで9時に菊池先生と合流して、タクシーで熊本大学へ。
9時半の約束で、教育学部棟に苫野一徳先生の研究室を訪ねる。
菊池道場機関誌「白熱する教室」11号(2018年冬号/2017年年末発売予定)の巻頭対談を苫野先生にお願いしたところ、ご快諾いただき、今日の訪問となる。
対談の大きなテーマは、「学校は何をするところか?」。
2時間のお約束が30分ほど延びて、12時前に研究室を出る。
「自由の相互承認の感度を育む」と考えられている苫野先生と、「個の確立した公社会に役立つ人間を育てる」と考えられている菊池先生のお二人が、素晴らしいハーモニーを醸し出す。
詳しい内容は、12月末までお待ちを。
お二人の先生に相談しつつ、もう少し大きな展開を考えようとも思う。
終了後、タクシーで熊本市国際交流会館へ。
この会場で13時30分から、介護・福祉の現場で働く方をおもな対象としたセミナーで菊池先生が講師を務められる。
昼食を一緒にしてから別れ、午後は書店訪問を考えていたが、中村堂と取引のある書店は、熊本市内から離れていて公共交通機関ではとても行きづらいことが判明。
商店街のアーケード内にある某書店を訪問。
担当の方はいたが、自分では取引のことは決められないとのことで、資料を渡して帰る。「決められない」という答え方ではなく、「私は○○と考えるが、上司に相談する」程度のことは言えないものかと思う。
仕事はすべて、「人」が決める。
ホテルに戻って仕事をしながら夕方になるのを待ち、17時過ぎに昼の講座のメンバーや、菊池道場熊本支部のメンバーと合流。
繁華街の中の「ファミリーばんざい健康食堂」で懇親会。
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24時前にホテルに戻る。
10月12日(木)
ホテル前の電停・水道町から熊本市電に乗って熊本駅へ。
新幹線・みずほ602号で博多へ。
福岡市営地下鉄で福岡空港に行き、JAL310で東京に戻る。
14時頃、事務所着。
精算や戻ってきた荷物の整理などをして19時には家に戻り、自宅で夕食。
10月13日(金)
雨。
10月前半は、出張や外出が多く、かなりバタバタしていた。
やっと落ち着いて事務所で仕事。
新刊「徹底反復で子ども鍛える」の入稿を引き続き行う。
書棚の整理もする。
夕方、秋葉原で開催されている大塚商会の展示イベント「POINT」を見に行く。
出版業用の業務管理ソフトが展示されているはずだったが、終わっていたのか、それらしきものはなく、空振り。
御徒町まで歩いて、吉池食堂で夕食を食べて帰る。
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10月14日(土)
Amazonのe託の荷物を発送。
Amazonのe託とは、取次を介せず、出版社がAmazonに直接書籍を納品する契約方法。
Amazonのe託は、当初、月・水・金の3回のオーダーだったが、いつからか土曜日にもオーダーが入るようになった。
土曜日のオーダーは、通常だと委託の倉庫が土・日と休みなので、月曜日に発送依頼をして、火曜日着となる。
したがって、土曜日に事務所に来ることができる場合は、自分で事務所の在庫から梱包して、発送している。
本日で、新刊「徹底反復で子どもを鍛える」の入稿完了。
10月15日(日)
現在の月島の自宅には、15年前に越してきた。
そのときは新築だったマンションも、大規模修繕の時期となり、これまでにそのための説明会が何度か行われてきた。
今年の9月19日から平成31年3月20日までの1年半にわたる工事。
工事のため、ベランダで植物を育てている人は所定の場所に移動し、物を置いている人は責任をもって撤去しなくてはいけない。
幸い、私は2年前にべランダのプランター等は全て片付けたのでかなりきれい。
ただ、大きなベンチが一つ。
これは、20年ほど前に購入して、引っ越しをするたびに移動させてきたもの。
どうやって片付けようかと思案していたが、錆びているように見えたネジが意外に簡単に外れ、買った時の状態にばらすことができた。
あとは粗大ごみとして処分。
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10月16日(月)
中村堂のホームページ内に、ドキュメンタリー映画「挑む」の特別ページを作成。
http://nakadoh.com/?p=2652
日程の整理と関係各位にメール等で連絡をする。
20時から、徹底反復研究会の運営会議をSkypeで。
この会議は、定例で毎月第3月曜日に行っている。
全国の運営メンバーとSkypeを使って打ち合わせ、状況確認、今後の予定などを検討するもの。
もう7~8年は続いているように思う。
10月17日(火)
新刊「徹底反復で子ども鍛える」の校正を著者の先生方に依頼。
短い期間の無理なお願いで恐縮(いつもですが…)する。
今後の予定を整理。
10月18日(水)
菊池道場機関誌「白熱する教室」の原稿作成。
三重県松阪市の小学校の取材記事「コミュニケーション教育に取り組む学校」を途中まで。
8月末からスタートしたAmazonのKindleの配信状況を確認する。
8月は29日にスタートしたので除くとして、現段階で先月(9月)1か月間の実績をクリアしている。
1.5倍程度にはなりそう。
まだまだ絶対数は少ないが、少しずつ電子書籍の認知度が上がるとともに、電子書籍を利用する人が増えていることを感じる。
面白いのは、紙の書籍での売れ行き順位がそれほどでもないものが、電子書籍では3位になっていること。
本の内容から推察するに、先生よりも、お母さんたちの方が、電子書籍の読者層として厚いのかもしれない。
衆議院選挙の期日前投票を中央区役所で済ませた後、歩いて日本橋へ。
日本橋・三越で贈り物を探すが気に入るものがなく、銀座に戻って買い物をする。
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10月19日(木)
先日の苫野の先生と菊池先生の対談の文字に集中。
2時間半の対談を整理し切るには相当な時間を必要としそう。
仕事を終えて、事務所近くの停留所から中央区コミュニティバスに乗って、晴海トリトンへ。
100円ショップのダイソーで足裏健康器などを買う。
最近、足の裏がやたらだるい。
手でマッサージをすると楽にはなるが物足りない。
強い刺激を与えるために。
夕食をトリトン内の「いきなりステーキ」で。
スタミナ補給の信号が体から発信された。
ここでは、希望する重さを塊から切り出してくれる。
私は300g、妻は200gをオーダーしたところ、計量すると301gと200g。
職人技に感動する。
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10月20日(金)
ユジク阿佐ヶ谷から映画「ニッポンの教育」の前売鑑賞券が届く。
こんなに売れるか、という枚数。
がんばらねばと腹を決め、とりあえず中村堂のネットストア「中村堂STORE」で販売を開始する。
チケット単体は、ユジクのサイトで販売しているので、中村堂としては、映画のオフィシャルブック「教師 菊池省三」とのセット販売とする。
https://nakadoh.stores.jp/
今日は週末なので、ランチはお弁当ではなく外食。
少し歩いて銀座一丁目の「備長炭や いこる銀座店」へ。
サンマの塩焼きと鳥の唐揚げのセット定食。
今日はセットの日だ。
ご飯を食べたお店のすぐ近くに看板もない目立たぬ八百屋を見つける。
完熟トマト4個150円、大葉30円、ミニ白菜30円など。
妻が夢中になって買う。
あとでストリートビューでお店を探すと、少し前までタバコ屋だった場所だと分かる。
「ゲリラ八百屋」と勝手に命名する。
事務所にもどる途中、新富町駅近くに「変なホテル」という名のホテルの建設が進んでいるのを見つける。
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朝から妻が目が痛いというので眼科医にいくようにすすめる。
夕方、行きつけのお茶の水の井上眼科で診察を受けると「角膜びらん」との診断。
角膜上皮の一部がはがれているらしい。
基本的には外傷である。
コンタクト禁止令がでる。
我が家は、アルコールやらコンタクトやら、いろいろ禁止される。
私はその時間、散髪に行く。
10月21日(土)
台風21号が近づくというので、今日のうちに山口に移動しておくことにする。
15時頃まで事務所で仕事。
新刊「徹底反復で子どもを鍛える」の後半の著者校の手配や、対談の文字起こしなど。
そのまま旅に出る予定だったが、スーツケースの中にノートパソコンや大事な薬が入っていないことに気づき、一度自宅に戻ってから東京駅へ。
16:30発のぞみ49号を予約していたが、東京駅に30分前に着いたので16:10分発のぞみ47号の自由席に乗って向かうことにする。
台風のことも影響してか、新幹線は比較的空いている。
しかし、のぞみ47号は降りる予定の新山口駅には停車しないことに、乗ってから気づく。
名古屋で一度降りて、ホームできしめんを食べて、もともと予約していたのぞみ49号に乗り換える。
気づかずに乗っていたら、小倉まで行っていた。
新山口の東横イン新山口駅新幹線口にチェックイン。
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10月22日(日)
10時にホテルを出て、喫茶店で時間調整。
10時50分に新山口駅で菊池先生と合流。
今日は、「平成29年度山口県PTA研修大会萩大会」に参加。
改札で、山口県PTAの方々と合流。
車で1時間少々の萩市まで連れていっていただく。
萩市民館大ホールに600~700人が集まってのPTA大会。
終了後、宿泊先の温泉宿「萩本陣」に移動。
荷物を置いて、懇親会へ。
懇親会は、大会会場の向かいにある「萩・明倫学舎」。
2014年3月まで明倫小学校学校として校舎として使用されていたものを整備した観光施設。
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この中のレストランで懇親会が行われた。
台風の風が強まる中、ホテルに戻る。
10月23日(月)
8時30分にホテルのフロントで菊池先生と集合。
昨日のPTA研修大会の立役者であるKさんがホテルまで迎えに来てくださる。
ホテル近くの松陰神社を短時間案内していただく。
近代日本の黎明を拓いた震源地たる松下村塾の峻厳たる佇まいに、昂ぶる気持ちを感じながら、襟を正す。
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傘みくじをひく。小吉。
今日の目的地の島根県益田市立吉田小学校まで、Kさんの車で送っていただく。
吉田小学校では、菊池先生による示範授業、教員研修が行われる。
お昼ご飯に、給食をいただく。
内容は、別欄の「中村堂の給食」の10月23日の欄を参照。
終わって、益田駅近くの竹の家で懇親会。
10数名参加。
菊池道場益田支部の結成に話が及ぶ。
圧倒的に女性の先生が多い。
移動の関係で18時40分にお店を出て、益田駅18時55分発の山口行きの普通列車に乗る。
台風の余波で鳥取方面からの特急が遅れ、途中追い越されるために長いこと停車。
予定時刻を30分程度遅れて新山口に到着。
結果、3時間程度、菊池先生と2人だけで今後の菊池道場の運営の仕方、新しい書籍の企画など、諸々のお話ができた。
菊池先生は、このまま大分県中津市まで。
私は、一昨日泊まった東横イン新山口駅新幹線口に再びチェックイン。
10月24日(火)
8時25分新山口発のぞみ10号で東京に戻る。
12時53分東京着。
長い。
台風の影響でダイヤが乱れることも少なく、無事、予定通りの日程を終了。
東京駅の大丸で「たいめいけん」のお弁当を買って事務所へ。
ネットSTOREの荷物の発送など。
10月25日(水)
貯まったメールなど連絡の処理。
新刊「徹底反復で子どもを鍛える」の校正スタート。
夕方、ジュンク堂池袋本店を菊池道場の丹野東京支部長と、林神奈川支部長と共に訪問。
菊池道場機関誌「白熱する教室」の次号(11号・2018年冬号)の特集は、東京・神奈川支部の共同担当による「教師力を高める教師の『みる目』」。
その刊行記念セミナーを12月27日に開催することになったので、告知チラシを教育書コーナー置いてもらうのが目的。
http://kokucheese.com/event/index/490850/
担当のTさんと種々お話ができた。
ジュンク堂池袋本店は、2年前の夏に「挑む」の刊行記念のトークショーとサイン会を開催させていただいた場所。
https://www.youtube.com/watch?v=XSrdl9VCkE0
新刊「教師 菊池省三」も面陳列で棚に並べていただいている。
映画「ニッポンの教育」のユジク阿佐ヶ谷で始まるロードショーを告知するチラシもあわせて置いてもらう。
諸々の仕事が終わっていない私は、すぐに戻る。
10月26日(木)
新刊「徹底反復で子どもを鍛える」の初校戻し半分。
14時に大塚商会が来社。
出版業に特化した販売管理ソフトの紹介。
https://www.otsuka-shokai.co.jp/erpnavi/product/quick/?02=02_srch_g
起業以来、汎用ソフトとエクセルを組み合わせて何とか工夫しながら、さまざまな管理業務をしてきたが、発行点数、取引店等、少しずつ多くなるにつれ、そろそろ抜本的な管理方法の革新が必要だと考えている。
起業したばかりの頃、どこから情報を得たか、取次関連会社からソフトに関する営業を受けたが、あまりに高価なことと、当時のボリュームならそこまでのシステムを必要としていなかったことを理由として時間が経っていた。
残念ながら、複雑化している弊社の業務には、紹介してもらったソフトでは十分に対応できないことがすぐに分かった。
そのことは、先方もすぐに理解されたようで「今日は、ヒヤリングのつもりでしたから…」と、恐縮していた。
つくづく、出版業の商慣習の独特さを思う。
簡単に言うと、時代に取り残されたシステム。
10月27日(金)
新刊「徹底反復で子どもを鍛える」の初校戻し、基本的に完了。
修正された再校を待つ。
そして、今日から、菊池道場機関誌「白熱する教室 11号・2018年冬号」の入稿スタート。
3か月に一度の大仕事。
一つ一つの原稿を、書いていただいた人の顔を思い浮かべながら、読み、整理していく作業はとても好きな時間。
10月28日(土)
事務所によってから、東京駅に移動。
11時00分東京発のぞみ225号で京都へ。
京都市営地下鉄で丸太町へ行き、陰山英男先生の事務所へ。
14時からの徹底反復研究会の勉強会に参加。
福岡県鞍手町立西川小学校の実践報告と、陰山先生の講演が主な内容。
西川小学校における「陰山実践」が、学校を変えていった事実が様々な角度から語られる。陰山先生はそれを補強してくださった。
http://nakadoh.com/wp/diary/171028.jpg
終わって懇親会。
懇親会は、陰山事務所を退職されるОさんの慰労会も兼ねて開催。
Оさんには7~8年の間、いろいろお世話になった。
ありがとうございました。
懇親会終了後、事務所に戻って、遅れた来た中国支部メンバーと合流して二次会。
懐かしいメンバーと一緒にいろいろ話して、昔が蘇るとともに、新刊「徹底反復で子どもを鍛える」をよいタイミングで出すことができたなと思う。
23時頃終了して、小雨の降る中、今日の宿・東横イン京都四条烏丸に歩いて移動。
10月29日(日)
10時少し前にホテルを出て、徒歩5分の開店直後のジュンク堂書店京都店へ。
先日訪問したジュンク堂福岡店と同様、中村堂の書籍を満遍なく置いてくださっている。
ご担当のMさんは、お休み。
他の人文担当の方に挨拶をして、棚にない売れ筋商品の追加発注をお願いし、新刊案内を渡す。
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阪急烏丸駅からタイミングよく来た特急で梅田へ。
地下街を歩いて大阪地下鉄谷町線東梅田駅改札際の「清風堂書店」を訪問。
清風堂書店は、大阪の教育書販売のメッカとも言える書店。
開業当時から、中村堂の本を優先して並べていただき、販売をしてくださっている。
今春、某大手出版社の方から「やりすぎ」と直接言われたくらい。
もちろん、私はやりすぎなんて全く思っていない。
担当になられたばかりの店長がお休みのため、前担当の店長代理さんと諸々話す。
店頭になくなっているものなど補充注文の依頼をするとともに、来春に向けたお話もする。
いずれにしても、店長がいらっしゃるときに再訪する必要を感じる。
台風が近づいて雨が強くなってきたので切り上げて東京に帰ることにする。
御堂筋線梅田駅から新大阪駅まで、地下鉄で移動。
新幹線が台風の影響か混んでいて、すぐには乗れず、1時間程度待って12時30分新大阪駅発ののぞみ348号で帰京。
自宅に戻る。
新大阪駅に行ったときにはほぼ買って帰る「とん蝶」を夕食にいただく。
http://www.honke-kinugasa.jp/tontyou.html
10月30日(月)
菊池道場機関誌「白熱する教室 11号・2018年冬号」の入稿②。
だいたい8~10回に分けて、表紙を含むと全116ぺージになる入稿をしている。
入稿とは、執筆者から受け取った原稿を読み、用字用語の統一、書式の統一、写真のナンバリングなどをして、印刷用データに組んでいただくために印刷所に渡す作業のこと。
作業方法には確定したものはなく、著者、出版社、印刷所の関係の中で自然と出来上がっていくもののように思う。
「白熱する教室」は、創刊号から日本ハイコムという印刷会社に、DTP(紙面デザインも含めて印刷用データに組む作業)、印刷、製本をずっとしていただいているので、進行はかなりスムーズになってきた。
担当のMさんと会うのも、1号完成する間に2回だけ。
それも各数分で打ち合わせ終了。
他はすべてメールでのやりとり。
編集から印刷までがコンピュータ化されたことで、そんな仕事のスタイルが可能になった。
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10月31日(火)
菊池道場機関誌「白熱する教室 11号・2018年冬号」の入稿③。
月末の支払いをしに銀行へ。
支払い終え、今月もホッとする。
午後、経営会議を行う。
来年春までの出版計画、営業計画、資金繰りなど議題は多い。
来夏の創業満5年を目指して、心新たにスタートすることを確認。
今月もこれにて終了。
10. 中村堂の給食~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
中村堂にはたらく人の給食(昼食ですが、経費は社長持ちなので「給食」と称することにします)を紹介するコーナーです。
ほぼ、社長がつくるお弁当が給食ですが、ときどきは外食もします。
【9月30日の献立】
★北九州・黒崎「エビス屋昼夜食堂」のお弁当
ご飯
鯖煮
卵焼き
きんぴらごぼう
赤ウインナー
かぼちゃの煮物
ブロッコリー
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【10月2日の献立】
★北九州・小倉「資さんうどん魚町店」のごぼ天うどん(きつねをトッピング)
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【10月5日の献立】
おにぎり
味噌汁(豆腐とわかめ)
メロの粕漬
竹輪と油揚げと玉葱の煮物
ブロッコリーとトマト
りんごとなし
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【10月6日の献立】
おにぎり
味噌汁(茄子とネギ)
アスパラの肉巻きフライとコーンクリームコロッケ
厚揚げとピーマンの煮物
ブロッコリーとアスパラ
りんご
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【10月13日の献立】
おにぎり
明太子
味噌汁(えのきとわかめ)
エビフライ
インゲンと茄子の生姜煮
ブロッコリー
りんごとぶどう(スチューベン)
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【10月16日の献立】
おにぎり
明太子
味噌汁(えのきと油揚げ)
焼き鮭
ほうれん草の巣ごもり卵(えのき入り)
ブロッコリーとアスパラ
りんご
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【10月17日の献立】
おにぎり
明太子
味噌汁(豆腐とわかめ)
焼き鯖
れんこんとにんじんのきんぴら
ブロッコリーとミニトマト
りんごとぶどう(スチューベン)
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【10月18日の献立】
おにぎり
明太子
味噌汁(しいたけとしめじ)
焼き鰆
茄子とピーマンの味噌炒め
れんこんとにんじんのきんぴら ※昨日の残り物
ブロッコリーとミニトマト
りんごとぶどう(スチューベン)
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【10月19日の献立】
おにぎり
明太子
味噌汁(茄子と油揚げ)
エビフライ
厚揚げとインゲンと玉葱の煮物
ブロッコリーときゅうり
りんごとぶどう(スチューベン)
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【10月20日の献立】
★銀座一丁目の「備長炭や IKORU いこる」の秋刀魚の塩焼きと鶏の唐揚げ定食
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【10月23日の献立】
★島根県益田市立吉田小学校の給食
生姜ごはん
さつまいもコロッケ
おかか和え
えのきと豆腐のすまし汁
牛乳
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【10月25日の献立】
おにぎり
明太子
味噌汁(えのきと油揚げ)
焼き鯖
油揚げと卵の巾着煮、さつま揚げの煮物
ハムとキュウリとメンマのサラダ
ブロッコリー
りんご
http://nakadoh.com/wp/lunch/171025.jpg
【10月26日の献立】
おにぎり
明太子
味噌汁(豆腐とわかめ)
焼き鮭
卵焼き
さつま揚げの煮物 ※昨日の残り物
ハムとキュウリとメンマのサラダ ※昨日の残り物
ブロッコリーとキュウリ
りんご
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【10月27日の献立】
★築地一丁目「中村家」のお弁当
ご飯
味噌汁
ミニかつ
ウインナーソーセージ
ミニハンバーグ
鶏の胡椒焼き
野菜の煮物
春雨サラダ
大根の漬け物
柴漬け
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【10月30日の献立】
おにぎり
豚汁
鰆の西京焼き
茹で卵
蒟蒻の土佐煮
ブロッコリーとミニトマト
りんご
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【10月31日の献立】
おにぎり(炊き込みご飯)
みそ汁(白菜とシイタケ)
焼き鯖
油揚げとインゲンと玉葱の煮物
蒟蒻の土佐煮 ※昨日の残り物
ブロッコリーとミニトマト
りんご
http://nakadoh.com/wp/lunch/171031.jpg
11. 中村堂の書籍のお求め方法~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
弊社の発行出版物は、現在、
○中村堂STORE
https://nakadoh.stores.jp/
○特約書店様
http://nakadoh.com/?page_id=414
○Amazon.co.jp
https://www.amazon.co.jp/
○MARUZEN&JUNKUDOネットストア
https://honto.jp/
○紀伊國屋書店WEBSTORE
http://www.kinokuniya.co.jp/
でご購入いただけます。
また、八木書店経由で、全国の書店でお取り寄せいただけます。
http://www.books-yagi.co.jp/
12. 編集人から~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ということで、なんだか冗漫な「中村堂通信 創刊号」となりました。
ご意見、ご感想を、下記のメールアドレスにいただけると、今後の通信の参考にさせていただきます。
来夏の創業満5年は、現時点における自分の中での大きな目標です。
創業のときから「満5年」を最初の目標にしていました。
いろいろ困難な状況を抱え、毎日あえいでいますが、「創業満5年」の日を晴れ晴れと迎えられるべく全力で頑張ります。
ご指導、ご支援、よろしくお願いいたします。(中)
■□~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~□■
○発行 株式会社中村堂
○編集 中村宏隆
○Copyright(C)株式会社中村堂2017
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
〒104-0043 東京都中央区湊3-11-7 湊92ビル4F
株式会社中村堂
TEL.03-5244-9939 FAX.03-5244-9938
URL http://nakadoh.com E-Mail mail@nakadoh.com
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