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◇◆「『教育』を解き放つ」ニュースNo.04◆◇

◇◆2019.08.10発行◆◇
◆◇中村堂創業満6年記念出版◇◆
◇◆「『教育』を解き放つ」ニュースNo.04◆◇

今号では、「『教育』を解き放つ」に掲載する対談15本のうち、
菊池 省三先生と南郷市兵氏との対談
【dialogue03】自らの力で未来を創り出す子どもを育てる
を紹介します。

【対談者】南郷市兵(なんごう・いっぺい)
1978年東京都生まれ。慶應義塾大学卒。文部科学省初等中等教育局視学委員。2015年4月開校の福島県立ふたば未来学園高等学校に副校長として派遣。東日本大震災の被害からの復興を担う力を育成する創造的復興教育に取り組む。中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会「生活・総合的な学習の時間ワーキンググループ」委員。
※2019年4月、ふたば未来学園中学校が開校し、ふたば未来学園中学校・高等学校として中高一貫教育がスタートした。

東日本大震災によって発生した福島第一原子力発電所事故のため、福島県双葉郡の高等学校は福島県内各地に分散しました。この状況を乗り越えて、復興を実現するために必要な人材の育成をめざして、2013年「双葉郡教育復興ビジョン」が取りまとめられました。そのビジョンの柱の一つとして「ふたば未来学園高等学校」が2015年4月に開校し、初代副校長として文部科学省から南郷市兵氏が派遣されました。菊池省三と南郷先生は旧知の仲。どんな出会いが二人の間にあったのでしょうか。

対談は、福島県福島市で菊池道場福島支部が主催した「機関誌発売記念セミナー『成
長の授業を創ろう』」(2017年4月9日)の中で行われました。

【対談から】
菊池 ふたば未来学園で育てたい力の一つとして、「寛容さ─異文化や考えの違う他者を受け入れ、思いやるあたたかさを持ち、協調して共に高めようとすることができる」と書かれています。私が33年間いた北九州市の小学校の教室にも、いろいろな子がいて、排他的にならないで、一人ひとりが違うと認め合ったうえで、温かい集団、学級をつくろうとしてきました。そのための方法として、ほめ言葉のシャワーで子ども同士がつながり、成長ノートで教師が子どもたち一人ひとりとつながっていく、という方法を生み出しました。

南郷 ふたば未来学園を開校した当時、教員全員で、子どもたちの3年後の姿をどのように描き、実現させていくかということを白紙の状態で議論しました。その時に、寛容さというキーワードが多くの先生方から出てきました。避難をし続けている人と帰って来た人、放射線が安全だと言う人と危険だと言う人、考えが違う中で、相手を論理的に論破しても何も解決しないし、誰も幸せにならないですよね。そんなことを、皆が実感し始めていたことが背景にあります。考えの違う人をユーモアをもって接する包み込める温かさが大切だという考えにたどり着きました。このことは、大学入試制度が変わってくる中でよい方向にはたらくと思っていますが、それ以上に、これからこの社会で生きていく上で、身につける必要がある力だと考えています。

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