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◇◆「『教育』を解き放つ」ニュースNo.08◆◇

◇◆2019.08.14発行◆◇
◆◇中村堂創業満6年記念出版◇◆
◇◆「『教育』を解き放つ」ニュースNo.08◆◇

今号では、「『教育』を解き放つ」に掲載する対談15本のうち、
菊池省三先生と塩田始氏&藤岡孝雄氏との鼎談
【dialogue07】高知県いの町 菊池学園の取り組み
を紹介します。

【対談者】
塩田始(しおた・はじめ)
1950年高知県生まれ。高知県立小津高校卒業後、高知県庁に入庁。2002年伊野町長に当選。2004年新設いの町長に当選し2018年まで3期務める。
藤岡孝雄(ふじおか・たかお)
1952年高知県生まれ。近畿大学卒。大学卒業後、高知県旧伊野町役場に入庁。2013年いの町教育長に就任し、現在に至る。

菊池省三は、2016年度から高知県いの町教育特使の任を委嘱され、年間およそ60日にわたって、いの町の進める地方創生総合戦略「心そだてる『みらいの町』推進事業」の教育分野における主要事業である「いの町菊池学園」を推進しています。事業がスタートして約2か月が経った段階で、塩田始いの町長(対談当時) と藤岡孝雄教育長による鼎談が行われ、今後の教育改革の進む方向について語り合いました。

対談は、2016年6月3日に高知県いの町役場で行われました。

【対談から】
菊池 まず教師が個とつながることが大切です。「そのために成長ノートを使いましょう」と言っているのです。成長ノートでつながりができてきた子どもたちの中の何人かが中心になって、クラスの中の気になる子を変えていくこともできます。それができないまま、気になる子と対立していったら、まさに泥沼になります。私はシンプルに、「言葉を大切にしましょう。子どもとつながりましょう。子ども同士をつなぎましょう。授業を変えましょう」と言っているのです。

藤岡 寺子屋に参加された先生の反応は素晴らしいものです。参加された方から、まだ参加されていない方に広めていっていただきたいと思います。寺子屋の役割の一つは、忙しく仕事をして夜の九時まで学校にいるのなら、もっと時間を有意義に使おうと呼びかけることでもあります。皆勤賞の先生も時間が余っているから参加されているわけではありませんから。何のために教師をしているのかを先生たちが見つめ直す機会になるはずです。

菊池 「観」「論」「術」の中の「観」を変えない限り、「論」や「術」をいくら工夫したとしても限界があります。楽しいなと思える感性が問われますし、楽しいなと思える感性を呼び戻す取り組みでもあると思っています。

塩田 行政の世界で見ますと、普通新たな部署に異動になった人は、前任者と同じことをします。仕事がすごくできる人は、前任者の仕事をバッサバッサと切って、新しいことを提案して実行します。旧態依然では何も変わらないのです。その点は教員も同じだと思います。先輩に教えてもらったことはなかなか変えられないかもしれません。不安を感じたり、踏み出せないでいる人もいるかもしれませんが、今回は変わるきっかけであり、チャンスなのです。私の座右の銘というか仕事への取り組みの信条は、「企画はいつもしましょう。少し方向を変えて改善しましょう。だめなら180度変えて改革しましょう」というものです。今回の事業で言えば、菊池先生の指導で改善が進んだら、次は先生自身が自らの力で改革をしていただきたいのです。私はそれを期待しています。私は町の職員たちに「学校も変わりますから、行政も変わりましょう」と呼びかけています。

菊池 教育改革は、誰かがするものではなく、教師自らがするものですね。

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