共創がメディアを変える
コミュニケーションで紡ぐ新しい電子出版
新しい電子出版(メディア)創出の宣言書。ついに発刊!
時代のニーズを敏感に察知し、DJ的な感覚で情報を再編集することで情報に新たな価値を付与し続けてきた柳本浩市が新しいメディアの創出に挑む!
●本書「はじめに」- 柳本浩市氏著
2012年の夏、私の膨大な「コレクションをもっと世の中に紹介しようよ」という知人から声かけをいただいた。私は自身のコレクションを世の中に知らしめることよりも、これを使ってより世の中を面白くすることができるのではないか?そっちの方が自分にとってより興味のあることだと話した。この考えは2012年以前からふつふつと考えていたことであるが、やはり今回このプロジェクトをスタートしてみて、様々な人の賛同と協力が推進に重要な意味を持つことを痛切に感じている。まさに一人の力では成し得られず、共創知が不可欠だということは、少なからず私の考えてきた構想が方向的に間違っていないということだろう。
本書では、構想のルーツでもある私の幼少からの考え方から、プロジェクト推進メンバーの田宗道弘氏と考えてきたシステムの基本構造、時代性を体感されている有識者へのインタビュー、現状のプロトタイプ進行などを盛り込んだ、私たちの新メディア構想の全体像を紹介している。“世の中を面白くする”私たちの考え方を多くの人と分かち合えたら何よりである。
●本書「目次」
第一章 新しい電子出版
第二章 新しいメディアを考えるためのキーワード
一 アーカイブ 【対談者】福林靖博
二 タイムライン 【対談者】SPREAD(小林弘和 山田春奈)
三 共創知 【対談者】西澤明洋
四 文脈 【対談者】篠原一彦
五 新しいメディアの創出 【対談者】内藤友規 和田晃一 望月明人
第三章 新しい電子出版の構造
第四章 ソースブックのプロトタイプ制作事例
第五章 人工知能技術との関わり
●編著者 柳本浩市
執筆 田宗道弘
対談 福林靖博 SPREAD(小林弘和 山田春奈) 西澤明洋 篠原一彦
内藤友規 和田晃一 望月明人
●編著者紹介
柳本浩市(やなぎもと・こういち)
1969 年、山梨県生まれ。約10年の会社員時代を経て、2002年個人会社Glyph. を設立。幼少の頃から蒐集して来たアーカイブ資料を活かしながら、主に自社の出版や雑貨・文具の企画製造・卸売、雑誌などの特集の監修・寄稿、展覧会のプロデュースなどをおこなう。2008 年頃からは企業との取り組みが多くなり、商品開発や業態開発、新規ビジネスモデルに対応する教育などのプロデュースやアドバイスをおこなっている。関係企業はKDDI や代官山蔦屋書店など多数。著書に「DESIGN=SOCIAL」(ワークスコーポレーション刊)がある
本体価格2,000円+税/ISBN 978-4-907571-06-1/四六判 200p(口絵カラー8p+本文192p)
2014年11月28日発行